何千もの同じ家が、延々と続いています。

アラブ首長国連邦アブダビのアル・アイン郊外にある新しい住宅開発。デビッド・ラモス/ゲッティ
アメリカの郊外の画一的な住宅街に恐怖を感じるなら、アラブ首長国連邦にあるこの住宅街を訪れるのは考えない方がいい。ゲッティ・フォトグラファーのデイビッド・ラモス氏が水曜日に撮影したこの住宅街は、まさに悪夢だ。
ラモスは、オマーン国境のアルアイン近郊、ジェベル・ハフィート山を車で登っているときに、この建物を目にした。FIFAクラブワールドカップを前に、街の鳥瞰図を撮影するつもりだったが、南へ8マイル(約13キロメートル)の地点にある建物が目に留まった。一見すると、砂漠にピンクと白の建物が幾重にも重なっているだけのように見えた。しかし、次第にそれが何なのかが分かってきた。何百、何百となく似たような家々が、延々と続いていたのだ。「とにかく巨大でした」と彼は言う。
ラモス氏は住宅団地の名称には触れなかったが、最近建設されたジェベル・ハフィート首長国住宅プロジェクトと思われる。1,000エーカーの土地に3,000戸のクローン住宅が格子状に並ぶ。これは、アル・アインの人口急増(1975年にはわずか51,000人だった)に対応するため計画されている12以上の住宅団地の一つだ。
アメリカの郊外は悪い所だと思っていたのですね。
