宇宙飛行士にとって、船外活動は過酷な仕事です。しかし同時に、地球とその向こうにある宇宙の壮大な光景も目にすることができます。
国際宇宙ステーションは、地球上空約400キロメートルを周回するフットボール場ほどの広さを持つ科学実験室です。通常、3人から9人が搭乗しており、浮かぶ水で遊んだり、髪の毛がおかしな動きをするのを眺めたりしているように見えますが、実際には多くの科学研究が行われています。
いずれにせよ、余暇はあまりありません。宇宙ステーションの維持管理にも労力がかかります。これが、宇宙飛行士が船外活動を行う理由の一つです。彼らはしばしば宇宙空間に出て、部品の修理や交換を行ったり、ステーションの外で科学実験の準備を行ったりします。今週は、地球を周回する宇宙飛行士たちに同行します。
ほんの数日前、NASAのクリスティーナ・コック宇宙飛行士は、親友であり同僚でもあるジェシカ・メイアが地球から打ち上げられ、国際宇宙ステーション(ISS)へと向かう姿を捉えた、まさに壮大な写真を撮影しました。この写真の視点は実に息を呑むほど美しく、地球の薄い青い大気、上昇するソユーズ宇宙船の打ち上げ跡、そしてISSが周回する暗闇の境界線を見ることができます。長い旅路のように思えますが、ソユーズ宇宙船が宇宙に到達するまでは約5分、そして時速17,000マイル(約27,000キロメートル)で地球を周回するISSに追いつくまでには、さらに6時間かかります。
人類の最も遠い前哨基地からのスナップショットを以下でさらにご覧ください。

帽子、メガネ、その他もろもろしっかり掴まってください! マーク・ヴァンデ・ヘイ宇宙飛行士が国際宇宙ステーションの外壁にしがみついている様子は、2017年10月の写真です。よく見ると、彼は上からとベルトの2つの方法で固定されていることがわかります。宇宙空間に漂い去ってしまう可能性は、うーん、望ましくないからです。写真:JSC

スピードウォーク:ペギー・ウィットソン宇宙飛行士は、女性宇宙飛行士として最長の宇宙遊泳時間記録を保持しています。この写真では、地球から約400キロメートル下に位置するISSの一部に新しいバッテリーを取り付けています。ウィットソンはISSに係留されているため、高速軌道上にもいます。写真:NASA

滞空時間:ISSの建設には多くの宇宙飛行士が何年もの歳月を費やしました。部品はNASAのスペースシャトルで一括して打ち上げられ、宇宙で組み立てられました。写真は2006年12月、建設作業に携わるロバート・カービーム宇宙飛行士です。彼のテザーは画像の右側にあります。写真:NASA

さて、ちょっと変わった「ウォーリーをさがせ!」チャレンジに挑戦してみましょう。この写真で宇宙遊泳中の宇宙飛行士を見つけられるか試してみましょう。見つけるのに時間がかかりましたが、確かにそこに誰かがいます。まずは、画像の左側にある白い箱を見つけてください。そのほぼ真上には…宇宙飛行士テリー・バーツが作業中です。この写真は、宇宙飛行士の過酷で危険な仕事を記録しているだけではありません。ISSのスケールの大きさを実感させてくれます。あ、それから、写真の下部に写り込んでいる地球の曲面もお見逃しなく。写真提供:NASA
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