不要品をオンデマンドで保管するサービス

不要品をオンデマンドで保管するサービス

オンデマンドストレージのスタートアップ企業があなたの不要品を運び去ります

ClutterやMakeSpaceといった新興スタートアップ企業は、あなたの持ち物をカタログ化し、保管施設に運び、48時間以内に返却します。VCも注目しています。

不要品を保管するオンデマンドストレージサービス

ジョン・デヴォル

カーダシアン家の近藤真弘志の皆さん、注目です。不要品のコンシェルジュサービスを売り込むスタートアップ企業が次々と登場しています。6月には、GVやセコイア・キャピタルなどのベンチャーキャピタルが、オンデマンドの収納サービス「Clutter」に6,400万ドルを投資しました。Clutterは、自宅まで出向いて持ち物を写真撮影、バーコードにコード化、カタログ化し、遠隔地の保管施設まで運んでくれるサービスです。(クローゼットプランは月額59ドルから。どんなアイテムでも48時間以内に自宅まで返却できます。)同様の不要品整理スタートアップもVCの注目を集めています。今春、MakeSpaceは8VCからシリーズCラウンドで3,000万ドルを調達し、元Uber幹部のマイケル・パオ氏が共同創業したTroveは、Greylock Partnersから800万ドルを調達しました。賃借人の数が増えるにつれ (フレディ マックは、ベビー ブーマー世代の何百万人もの持ち家が 2020 年までに規模を縮小して賃借人となると予測している)、都市の密度が高まるにつれて、ベンチャー キャピタルにとっては 300 億ドル規模のセルフ ストレージ市場を改革するチャンスが生まれる。「何百万ものアイテムをカタログ化し、輸送し、返却しなければならないという考え方は、難しいエンジニアリングの問題だと考えています」と、セコイア キャピタルのパートナーであるオマール ハムイ氏は言う。「これらのスタートアップは、Uber や DoorDash を支えているモバイル テクノロジーの概念をストレージ業界に応用しています。」シリコン バレーが興味をそそられているのは、これらの企業のリモート ストレージ ロッカーではなく、DIY をしない世代に対する訴求力だ。「人々は利便性を非常に重視しています」と、Clutter の共同創業者であるアリ ミール氏は言う。特に、2015 年にオンデマンド サービスに費やした 580 億ドルのアメリカ人の半分を占めるミレニアル世代だ。オンデマンド モデルがさらに多くの業界に浸透すれば、私たちをソファから立ち上がらせることが、これまでで最も難しいエンジニアリングの問題になる


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