月曜日は嫌い?少なくとも希望はある。その希望は、惨めな火曜日の乾ききった荒野で枯れて消え去る。

イラスト: StoryTK
月曜日を最悪の曜日だと考えるのは、悲観的な人か、狂人恐怖症の人だけだ。真に人生を台無しにするのは火曜日だ。実存的に、火曜日は病んでいる。惑星の時間という乾ききった荒野がどこまでも続き、その悪臭を放つ暑さの中で、月曜日に芽生えた貴重な希望の苗木は枯れて死んでいく。(水曜日に得られる救いは、罰を受けずに「こぶ」と言う自由を数えない限り、わずかなものになる。それがどうしたって、私は数える。)しかし、アメリカ人が休暇を過ごすのは金曜日だ。半分しか関心のない雇用主が半日勤務を宣言するのも金曜日だ。マイクロソフトの日本法人が2019年の夏、試験的に1か月間、週の労働時間から月曜日をなくしたのも金曜日で、その結果、労働生産性が39.9%上昇し、世界中のテクノロジージャーナリストが賛美歌を歌い、そして、おそらくシリコンバレーの模倣企業が次々と追随することになるだろう。これは狂気の沙汰だ。金曜の午後、楽しくないオープンプランのオフィスを見回してみてほしい。実際、多くの人が笑っている。それは自由が手招きしているからだ。金曜日こそ救われるべきだと言っているのは、企業特有のごまかしの一種だ。そんな必要はない。火曜日こそ救われるべきなのだ。想像してみてほしい。週末の後に月曜日が続き、さらに少し週末が続く、しかも不連続な日だ。私が彼を必要とするとき、イーロン・マスクはどこにいる?あの男は、彼のお気に入りの惑星である火星の神と結びついた平日を、サバティカルの神聖さをもって扱うべきだ。彼は、想像できる限り最もマスク的な破壊活動として、その日を公式に「新しい休息日」と定めるよう呼びかけることができるだろう。イーロン、神のご加護のために、火曜日は自由だ。この火星を赤い地獄絵図から住みよいオアシスへとテラフォームすれば、幸福とイノベーションの急増によって、私たちは火星に行けるかもしれない。
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