動物に着想を得たロボットの3つの賢い点

動物に着想を得たロボットの3つの賢い点

七面鳥のエネルギー効率の良い歩き方からゴキブリの「無敵さ」まで、生き物はテクノロジーのモデルとして役立ちます。

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1.七面鳥が闊歩する際、脚の筋肉はショックアブソーバーとして働き、エネルギー効率を高めます。この脚の動きからヒントを得て、人間用の義肢外骨格が開発されました。この軽量の装置は、バネとクラッチを備えており、使用者のふくらはぎの筋肉への衝撃を軽減します。実験では、この装具を装着した人が歩行する際のエネルギー消費量は10%減少しました。

2.ウナギのような生き物であるヤツメウナギは、脳を持っているにもかかわらず、深海を動き回るのに脳を必要としません。脊髄に走るニューロンは、中枢パターン発生器(CPG)と呼ばれる信号を介して独立して活動することができます。ヤツメウナギにヒントを得たスリザービングマシン「アンフィボット」は、10個のボディモジュールで構成され、それぞれにCPGを模倣したオンボードコンピューターが搭載されています。このロボットは、衝突後もひるむことなく泳ぎ続けます。

3.ゴキブリは1/50秒で反応し、1秒間に体長25倍も走り抜けます。これは時速280マイル(約450キロ)で走行する車に匹敵します。ある実験では、ゴキブリは体重の約900倍の圧力で機械プレス機に押しつぶされても生き残りました。この無敵のゴキブリは、ラミネート紙で作られた重さわずか50グラムの押し潰し可能なロボットのモデルとなりました。この装置は体高の半分ほどの隙間にも入り込むことができ、捜索救助活動への可能性を示唆しています。


デイビッド・L・フー著『水の上を歩き、壁を登る方法: 動物の動きと未来のロボット』より、11月13日発売。

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