写真家のデミアン・バリオス氏はドローンを使い、キラウエアの割れ目の素晴らしい写真を撮影した。

デミアン・バリオスは、ドローンを使用してハワイのキラウエア火山のこの画像を撮影しました。デミアン・バリオス
先週木曜日、ハワイのキラウエア火山が噴火し、地中の割れ目から溶岩が流れ出し、レイラニ・エステーツ地区に流れ込んだ時、デミアン・バリオスさんは現場に最初に到着したプロの写真家の一人だった。自称「火山チェイサー」のバリオスさんは、溶岩が噴き出している場所から約150メートルほど離れた場所にトラックを停め、ドローンを降ろして噴火の上空を飛び立った。
「ドローンから撮影した最初の画像の中で、おそらく最も息を呑むようなものの一つでした」とバリオス氏は語る。「実際に亀裂噴火を目撃したことは一度もなかったので、写真を撮る前に数分間、ただそこに座って眺めていました。」
バリオス氏は、ドローンを地上約 300 フィートに保つよう注意しながら (昨年、別の火山にドローンを近づけすぎてジンバルとカメラのレンズが溶けたことがある)、有毒な煙の柱を避けながら、ジャングルの風景に蛇行する怒りに満ちた赤い亀裂の遮るもののない鳥瞰写真を撮影した。
バリオス氏は、このショットが20年近く火山を追いかけてきた中で最高傑作の一つだと考えている。火山追いかけという趣味は、もはや趣味の域を超えつつある。近年は火山に夢中になりすぎて、妻からはハワイ神話の火の女神ペレと浮気しているみたいだと冗談を言われるほどだ。「実際に火山の麓で火山を感じ、匂いを嗅ぎ、味わう。本当に素晴らしい体験です」と彼は言う。「生きている実感が湧いてきます」
写真に関しては、バリオス氏は自分の功績を全て独り占めすることはできないと語る。
「僕がするのはボタンを押すだけさ」と彼は言う。「ペレ、彼女が僕たちにショーを披露してくれるんだ」
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