さらに、火星の地滑り、氷床、地震も見てみましょう。
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かに星雲はこれまで見たことがあるかもしれませんが、こんな形は初めてです。ハッブル宇宙望遠鏡はつい先日、打ち上げ29周年を迎えましたが、休むどころか、この星雲の撮影に取り掛かりました。この星雲は、赤色巨星と白色矮星という2つの星が、それぞれの破片とともに互いに渦巻いて回転している構造です。この重力の作用で、砂時計のような形をした星雲が生まれます。文字通り「カニ」ではありませんが、それでも息を呑むほど美しい光景です。
ハッブル宇宙望遠鏡、お誕生日おめでとう!今週の宇宙観測は、地球から数千光年離れた、素敵な星雲から始めます。ハッブル宇宙望遠鏡は29周年を記念して、いつもの誕生日パーティーではなく、カニの写真を撮影しました。
かに星雲(正式にはHen 2-104)は、非常に活発な星雲です。砂時計のような形(私たちにはカニには見えませんが)は、互いに渦巻いていた2つの星によって形成されました。1つは死んだ白色矮星、もう1つは非常に古い赤色矮星です。赤色矮星が物質を放出すると、白色矮星の重力が破片を引き寄せます。2つの星はどちらも古いものですが、放出された物質のほとんどは数千年前のものです。最終的に赤色矮星は白色矮星に変化し、破片の舞いは続きます。この星雲は長年にわたりハッブル宇宙望遠鏡によって何度も撮影されてきましたが、これはこれまでで最も高解像度の画像です。
銀河の彼方から再び火星に舞い戻り、NASAは今週、インサイト探査機に搭載された地震計SEISを用いて、火星で初めて地震を検知したと発表しました。科学者たちは火星の地面が地球と同様の揺れ方をしているのではないかと考えていましたが、これまで直接検知できたことはありませんでした。
この最初の火星地震は規模が小さすぎて十分なデータが得られなかったものの、研究チームにとっては大きな成果です。SEIS観測装置が稼働し、研究者たちは火星の地表の音に耳を傾けています。
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